IMPORTTEXT関数・IMPORTCSV関数とは?どのバージョンで使える?
結論
IMPORTTEXT/IMPORTCSV関数はCSV・テキストファイルを動的配列として読み込む新関数です(現在365 Beta Channel のみ)。
詳しい解説
IMPORTTEXT関数とIMPORTCSV関数は2026年1月に発表されたExcelの新しいインポート関数です。Power Queryを使わずに、CSV・TSV・テキストファイルのデータを動的配列としてワークシートに直接読み込めます。
IMPORTTEXT(file_path, [delimiter], [header_row], [num_rows], [col_widths_or_positions], [encoding])で任意のテキストファイルを、IMPORTCSV(file_path, [header_row], [num_rows])でCSVファイルを簡単に取り込めます。IMPORTCSVはカンマ区切り・UTF-8をデフォルトとし、少ないパラメータで使えるIMPORTTEXTの簡易版です。
※ 2026年4月時点ではMicrosoft 365のBeta Channel(Windows版のみ)で利用可能です。一般提供(GA)時期は未発表のため、今後変更される可能性があります。
旧バージョンでの代替方法
Power Query(データの取得)Excel 2016以降
データタブ→「テキストまたはCSVから」でファイルを読み込む。全バージョンで利用可能だが、数式ではなくクエリとして管理される。
VBAでCSV読み込みExcel 2016以降
Workbooks.OpenまたはQueryTablesを使ったVBAマクロでCSVを処理する方法。自動化に向いているが、マクロ有効ブックが必要。
よくあるエラーと対処法
#NAME?原因: Beta Channel以外のMicrosoft 365、またはExcel 2024以前で使用した場合
対処: Microsoft 365アプリをBeta Channelに切り替えるか、GA後まで待つ。代替としてPower Queryを使用。
#VALUE!原因: ファイルパスが間違っている、またはファイルが存在しない
対処: ファイルパスを正しく指定する。ネットワークドライブの場合はUNCパスを使用。
バージョン対応
| Excel 2016 | Excel 2019 | Excel 2021 | Excel 2024 | Microsoft 365 |
|---|---|---|---|---|
| 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | Beta Channel のみ(2026年4月時点) |
実務での使用例
CSVファイルをワークシートに読み込む
売上データのCSVファイルをシートに直接取り込む。Power Queryと違い数式なので、ファイルが更新されると自動反映される
=IMPORTCSV("C:\data\sales.csv")タブ区切りテキストをヘッダー付きで読み込む
TSVファイルの先頭行をヘッダーとして認識し、データ部分のみ取り込む
=IMPORTTEXT("C:\data\report.tsv", "\t", 1)