LET関数とは?どのバージョンで使える?
結論
LET関数はExcel 2021/2024およびMicrosoft 365で使用可能です。
詳しい解説
LET関数は数式内で変数(名前付き値)を定義できる関数です。Excel 2021/2024およびMicrosoft 365で使用可能です。同じ計算を数式内で繰り返す場合にLETで名前を付けておくと、可読性の向上と計算パフォーマンスの改善が期待できます。最大126個の変数を定義できます。
旧バージョンでの代替方法
ネストした数式(全バージョン対応)Excel 2016以降
LET関数なしで同じ計算を実現するには、計算を数式の中にそのまま組み込みます。ただし同じ計算を複数回記述する必要があり、後からの変更が大変です。
=B2*C2 + B2*C2*0.1作業列(ヘルパーセル)を使う方法(全バージョン対応)Excel 2016以降
中間計算結果を別のセルに書き出し、最終計算でそのセルを参照する方法です。LET関数の代替として最も読みやすく、Excel 2016でも使えます。
よくあるエラーと対処法
#NAME?(LET関数で発生)原因: Excel 2019以前(2016, 2019)はLET関数に対応していません。数式バーに_xlfn.LETと表示されます。
対処: ネストした数式またはヘルパーセルを使った書き方に変更してください。
計算結果が意図しない値になる原因: LET関数の構文は「変数名, 値, 変数名, 値, ..., 計算式」の順で、最後の引数が返り値になります。変数と値のペアがずれると誤動作します。
対処: LET関数の引数は必ず「名前, 値」のペアで記述し、最後の引数を実際に返したい計算式にしてください。
執筆・検証:田中 けんた|Excel歴15年・MOS資格保持
バージョン対応
| Excel 2016 | Excel 2019 | Excel 2021 | Excel 2024 | Microsoft 365 |
|---|---|---|---|---|
| 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
実務での使用例
税込価格の計算で同じ計算の繰り返しを避ける
変数に名前を付けることで数式が読みやすくなり、税率変更も1箇所で済む
=LET(税率, 0.1, 小計, B2*C2, 税額, 小計*税率, 小計+税額)