Excel内でPythonを実行できるバージョンは?
結論
Python in Excelは2024年9月にGA。Microsoft 365専用で、クラウド上でPythonを実行できます。
詳しい解説
Python in Excelは2024年9月に正式リリース(GA)されたMicrosoft 365専用の機能です。セル内に`=PY()`関数でPythonコードを記述し、pandas、matplotlib、seaborn、scikit-learn、statsmodels等のライブラリを使ったデータ分析が可能です。PythonコードはMicrosoftクラウド上のAnacondaディストリビューションで実行されるため、ローカルへのPythonインストールは不要です。制限事項として、ネットワークアクセス不可(APIコール不可)、ファイルシステムアクセス不可、pip installによるライブラリ追加不可があります。基本機能はMicrosoft 365に含まれますが、大規模な計算には追加ライセンスが必要な場合があります。
執筆・検証:田中 けんた|Excel歴15年・MOS資格保持
バージョン対応
| Excel 2016 | Excel 2019 | Excel 2021 | Excel 2024 | Microsoft 365 |
|---|---|---|---|---|
| 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
実務での使用例
売上データの相関分析と散布図作成
セルに=PY()でpandasのcorr()メソッドやmatplotlibのscatter()を記述し、VBAを書かずにExcel上で統計分析とグラフ生成ができる
=PY("df.corr()")外れ値の自動検出
売上データから統計的に異常な値を検出。標準偏差を使った判定をPythonで実装
=PY("df[np.abs(df-df.mean()) > 2*df.std()]")